高気密・高断熱でパッシブデザインな家を建てる話 〜於 泉北ホーム〜

泉北ホームで契約した施主が、高気密・高断熱かつ、住みやすくて長持ちする欲張りなマイホームを目指す物語。

気密と断熱についての考え方

みなさんどうもこんにちは、くのーるです!


本日は嬉しいお話と悲しいお話を1つずつしていきたいなと思います\(^o^)/




まずは嬉しいお話から!


それはくのーるが応援している長崎県の工務店である「あおぞら不動産」の「河浪宇宙」さんが、本日アップした1つの動画です。



ハウスメーカーの新築は隙間だらけ?│勿体ない日本の家づくり。


あおぞら不動産さんは所謂ローコストハウスメーカーで、年収水準の低い長崎県の若年層の方にも手に入れられる新築住宅を!ということで家づくりを行っており、年間15棟を販売されています。


当初は可愛いカフェ風のお家をコンセプトとしていたようですが、同時に家の性能の重要性についても言及した動画を上げられていました。




そして本日の動画でこのような内容が…




それは、2020年中にUA値0.6・C値1.0以下で延床面積30坪のお家を1470万円(カーテン・照明等込)で販売するというもの。


※金額については正式な決定ではないようです。


ついにローコスト住宅でもC値を挙げて来るようになったのかと目を見張りました。


もちろんUA値0.6・C値1.0で万全かという問には諸意見があると思われます。


しかし、先送りになった省エネ基準のUA値0.87(長崎県の場合)を凌駕してのUA値0.6、かつ現在も多くのHMが公表していないC値を、高水準の1.0で掲げていくのは、とても好印象です。


くのーるとしては性能面ではまだこの水準では物足りないので、トリプルの樹脂サッシや断熱材の増加をした場合にどの程度の金額に収まるかは気になるところですね。




多くのローコスト住宅の弱点でもあった性能面が改善され、また元来あおぞら不動産の家づくりは非常にオシャレな内装であるため、これは死角が無くなってきているのでは…とさえ感じます!(ハードルをあげていく)


今後もあおぞら不動産には期待したいです(`・ω・´)






そして次は悲しいお話を。


土地の売買契約も交わしたことで、先日くのーるは住宅ローンの本審査の申し込みを行いました。


その時に担当営業Mさんとの雑談の内容なのですが…




〜〜〜


Mさん「(建築請負金額を見て)大きなお家になるんじゃないですか?」


くのーる「いえ、性能や設備の方に予算をつぎ込んでいるので、延床面積自体はむしろ小さいですよ」


Mさん「そうなんですね。本審査では土地や建物の評価も見られますから、建物面積と価格が大きく乖離しているとマズいかもしれないですね…」


くのーる「建物の評価≒延床面積なんですか?性能は考慮されないのでしょうか?」


Mさん「そうなんです…逆に断熱材とかがなくても延床面積が大きければ審査上は有利ですね」


〜〜〜


ということがありました。


うーんここでも断熱性・気密性の軽視が…

これが日本に根付いた価値観というものなのでしょうね…


高気密・高断熱な住宅をローコストで!という工務店が現れている中で、金融機関や保証会社がそれを評価していないというのはなんとも悲しい(´;ω;`)




いつの日かこういった家も評価される時が来ればいいのにな…と思うくのーるでした。






ここまでご覧頂きありがとうございます!よければ次の記事にも来てくださいね!以上、くのーるでした(^_-)

間取り検討③

みなさんどうもこんにちは、くのーるです!


間取り検討も今回で3回目となります。


ではでは、やっていきましょー(`・ω・´)




前回で一定決まったかなと思われた営業図面。

しかし嫁ちゃんより、一階の玄関先のこの部分が閉塞感があって嫌だと意見があります。



玄関から直進して正面に収納と、左右に分かれる形ですね。

ちなみに3Dだとこんな感じ。



確かに奥まってはいますが、左右の引き戸は基本的に開け放して生活する想定なので、くのーるとしてはそこまで問題視していませんでした。


が、嫁ちゃんはそれでも不服な様子(´・_・`)


なので解消に取り掛かるわけですが、ここで大きな問題にぶち当たります。



くのーるの建物の場合、この赤丸の位置の壁が構造上の関係で原則必須となります。


なのでこの壁により長方形のLDKのうち、上半分が壁により左右で分断される形になります。


LDK下部の壁がない部分は南面ということもあり、リビングダイニングとすることは規定事項です。


よってLDK上部の、左右に分断された片側をキッチンとするしかないという状況です。




では次に、キッチンとして必要な寸法について。

壁付キッチンではなく対面キッチンを導入するつもりのため、その寸法を考えます。




まずキッチン本体の幅は、大体2500mm~2600mm。奥行は600mmとして計算します。


反対側にはカップボードと冷蔵庫を配置すると考えると、幅はおよそキッチン本体と同等になります。


また、キッチンとカップボードの間は、収納引き出しなどの観点から1050mmは確保したい所。


よって、この寸法を910mm四方の方眼で表すと、3×3マスが必要となります。




ここで、LDK上部の分断された片側の広さを確認すると、上記3×3マスは入るのですが、この計算にはパントリーが含まれていません。


そのため、現行の間取りではキッチンを南向きではなく耐力壁側に向けることで、その北側にパントリーのスペースを確保していました。


そのためLDKへの入口も限られ、このような閉塞感のある玄関先となっていました。




さあ困った、これは困りました。

ここへ来て根本からの変更を考えなければならないかと思われる嫁ちゃんからの注文。


改善しようにも、階段の位置が変われば2階の吹き抜けや部屋の配置で問題が起こります。予算的にも吹き抜けの面積は大小しないように計算する必要があります。


さすがに煮詰まったため、後日営業Mさんに相談する機会を設けていただき、なんとか解決案を求めるくのーるなのでした!





ここまでご覧頂きありがとうございます!よければ次の記事にも来てくださいね!以上、くのーるでした(^_-)

間取り検討②

みなさんどうもこんにちは、くのーるです!


今回も間取り検討やっていきます。第2弾です(^o^)/




前回挙げたくのーると嫁ちゃんの要望を反映して、出来た間取りがこちら!



(´・_・`)…(要望を反映したとは)




今回はここから延床面積の問題を焦点において、間取りの検討をしていきます!


まず総二階建てとするために、2階をどうにかしなくちゃなりません。


そのためにくのーるが作った間取りがこちら!

※上の画像とは方角が変わっており、北が上になっています。



下屋にせざるを得なかった空間を、吹き抜け&洗濯物を干したりできるユーティリティスペースとすることで、総二階建て化しました!


元々は洗面・脱衣室で洗濯物を干すつもりだったのですが、どうせ空間を広げるならとユーティリティスペースを設けました!


さて、出来た間取りを営業Mさんに見ていただきます!


さあ結果は…!?




〜〜〜


Mさん「あーこれは構造的に難しいですね」


くのーる「あー…それってもしかしてユーティリティスペースの部分ですか?」


Mさん「そうですね。一階の構造上その部分に床を貼るのは難しいです」


くのーる「んー実はそんな気がしてたんですよね。明らかに一階に支える壁がないので…という訳でそれを見越して別の案も考えていました!ホイッ∠( ˙-˙ )/」



くのーる「2階のユーティリティスペースは作らずそのまま吹き抜けにしました。もともと作る予定はなかった空間なので、問題ないです!


Mさん「おおっ!?そこを予想してるとは、くのーるさん頭いいですね!」


くのーる「へへへ、もっと言って〜(*´ω`*)」


Mさん「ただすこし問題があって、床の割合に対して吹き抜けが大きすぎるため、少し調整します。カキカキ…ジャン!」



Mさん「二階の洋室(主寝室)脇に通路を作りました。これなら構造的には問題なさそうです!」


くのーる「わーい(^-^)」


〜〜〜




動線や寸法に関しては素人のくのーるでも独学で感覚をつかむことはできますが、構造的な部分は流石にプロに頼るしかありません。


結果として、吹き抜けと廊下を作ることで総二階建て化に成功しました\(^o^)/


吹き抜けは床に比べて価格が安いため、予算的には調整がつく範囲内です!


一見不自然な2階主寝室脇の廊下も、吹き抜け側の壁は腰壁や透明なアクリルボード(?)にすることで、開放感のある吹き抜けに出来ると予想ができました。


という訳で、一旦は確定したかに思えた営業図面。


しかしこのあと嫁ちゃんから待ったがかかり、それによりくのーるは再び間取り地獄へ陥るのでした( ºωº )






ここまでご覧頂きありがとうございます!よければ次の記事にも来てくださいね!以上、くのーるでした(^_-)