高気密・高断熱でパッシブデザインな家を建てる話 〜於 泉北ホーム〜

泉北ホームで契約した施主が、高気密・高断熱かつ、住みやすくて長持ちする欲張りなマイホームを目指す物語。

第1回設計打ち合わせ

みなさんどうもこんにちは、くのーるです!




いよいよくのーるの家づくりが設計打ち合わせに突入しました!


契約から4ヶ月が経過しようという頃合いでしたが、くのーるのモチベーションは何とか耐えてくれました(^O^)




さて、設計打ち合わせの内容に触れる前に、泉北ホームで革命ともいえる標準仕様の変更が発表されました。


それは+Cermo仕様において、窓の標準仕様がAPW430になったというもの!


(泉北ホームHPより)


いやーついに来ましたね。


APW430のような樹脂サッシ・トリプルガラスは高気密・高断熱住宅を目指すうえでは重要なポイントとなります。
しかし泉北ホームの+Cermoの標準サッシはAPW330(樹脂サッシ・ペアガラス)でした。


多くのハウスメーカーがアルミ樹脂複合サッシを標準としている現在の建築業界においては、APW330を採用しているだけでも優秀といえると思います。


しかし+Cermoを選択するような気密と断熱の意識を持っている方が、納得できるような高気密・高断熱住宅を目指す上では、やはり樹脂トリプルサッシを採用したいところではあります。


くのーるが契約した2020年2月は、キャンペーンでAPW430が標準となっていましたが、これがなければおよそ60万円程度のオプションとなっているとのこと。(営業Mさん談)


そう、建築業界で高気密・高断熱というワードが流行りはじめている現状でも、樹脂トリプルサッシはまだまだなのです・・・


そんなAPW430が、今回+Cermoで標準化されたことはまさに革命といってもよいのではないでしょうか!!




ということで前置きが長くなりましたが、2020年1月~2月に契約した無償化APW430組の1期生であるくのーるの、第1回設計打ち合わせについていきまーす(^O^)


担当設計士はKさんです!これからよろしくお願いしまーす!


(なお、設計打ち合わせは基本的に1回あたり3時間となっているのですが、今回は約5時間という、長話が好きな校長先生もびっくりの打ち合わせ時間となってしまいました・・・
Kさん本当に遅い時間までごめんなさい・・・でも嫌な顔せず対応していただいてくのーるは感謝しております。ありがとうございます!)




今回の設計打ち合わせでは、事前にくのーるが用意しておいた要望集のエクセルシートに基づいて、約60項目を検討することとなりました。


その全てを書くのは現実的ではないため、主要なものを抜粋していきますね~




【建物位置】
まずこちらをご覧ください。




これは営業図面確定時の土地形状と建物配置図です。


まずこの土地を購入する決め手となったのが、


①南(図面上の右側)が約2M下がっており、かつ土地が大きいため、建物を北に寄せることで日射取得が容易になること。
②庭が大きく取れるため、BBQスペースやドッグランなど、外構を巻き込んでの自由な計画ができる。


この2点が主となっています。


基本的には上記配置で問題ないかと思うのですが、しいて言えば建物が真南を向いているわけではなく、10度程度西に向いています。


なので「真南に向くよう建物角度を調整したい」というところから、くのーるの設計打ち合わせがスタートしました。


結論を言いますと、建物角度は現在のままとなる方向です。


理由は、
①北側斜線問題
②庭スペースが犠牲になり、かつ土地の北側に余白が生まれる。
このあたりになります。


はい来ました、北側斜線。
これにぶち当たる施主様はおおいのではないでしょうか。


くのーるもこれに悩まされることになり、「10度程度の調整」と「庭・外観・土地の使い勝手」を天秤にかけた結果、元々建物の振れている角度が大きくないこともあり、後者を選択しました。


真南に正対することを諦めるのは非常に惜しいのですが、「何事もバランスが重要」ということでこの選択をしました。




【床暖房】
泉北ホームでは、標準で床暖房が1ヵ所ついてきます。


床暖房のメリットは足元から暖かいこと、デメリットはイニシャルコスト・ランニングコスト共に高額であること。


高気密・高断熱住宅においては、エアコン1台での空調も可能であり、費用対効果も高いため、高額な床暖房は不要であるというのが通説です。


くのーるとしてもエアコン1台での全館空調を目指しているため、床暖房については使用しない方針でした。


とはいえ、標準で1ヵ所ついてくるのであればわざわざ不採用にする意味もあまりないし、使用しないけれど一応設置しておこうという考えでした。


しかし、今思うとこれが大きな落とし穴でした。




ある日、くのーるはふとこんなことを思いました。




「床暖房ってどうやって、床のどの部分に取り付けるのだろう。


フローリングの下なのは間違いない。熱を伝えるには断熱材が邪魔になるといけないから、断熱材とフローリングの間のどこかの層になるのだろう。


ところで、設置のタイミングはいつなんだろう。
いくつか現場の様子を見ても、断熱材施工→床合板施工→床暖房施工→フローリング施工となっているな。


では、床暖房の温水パイプはどこを通って建物外と接続しているのだろう。


・・・もしかして・・・」




ということで、温水パイプの通り道についてKさんに尋ねてみました。


回答としては「床合板と断熱材に穴をあけ、そこから基礎内を経由して建物外を接続する」というもの。


おーまいがー(●^o^●)


やはりそうでしたか。


断熱材に穴をあけるということは、すなわち断熱欠損が生じるということ。


つまり設置するとした時点で、コスト云々の前に断熱面で不利が生じてしまうのです。


「標準だから使用しないと思うけどとりあえずつけておこう」という考えでここまで来ていたくのーるとしては、間一髪というところです。


この点はくのーるが調べた限りではあまり情報が落ちていなかったので、これからくのーると同様の考えで家づくりや住まい方を検討される方は、再検討してみてもよいのかなと感じました。


泉北ホームではフェノバボード90mmという比較的高級な床下断熱仕様となっているため、極力削りたくないところでもあると思います。


ということで、くのーるの家づくりでは標準の床暖房さえ不採用としました!




今回はここまでとさせていただきます〜!

ではでは!






ここまでご覧頂きありがとうございます!よければ次の記事にも来てくださいね!以上、くのーるでした(^_-)

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